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現場ブログ
芦屋市で雨漏り修理｜冠瓦の天端穴をコーキング補修し雨水の浸入を防ぎます！

こんにちは！街の屋根やさん明石・神戸店です(#^^#)

芦屋市にお住いのお客様から、「１階の天井が雨漏れしている」とお問い合わせをいただきました。
現場へ向かい、雨漏りしている天井と屋根を調査しました。

調査の結果、谷樋（谷板金）に穴があいてしまっており、そこから雨漏りが発生していました。（こちらは次回のブログでご紹介します）
さらには、瓦を固定する針金を通すための天端（てんば）の穴もむき出しの状態でした。ここから雨水が浸入してしまうので、どちらも補修することとなりました。

今回は瓦の穴を補修する様子をご紹介いたします。
棟瓦・隅瓦すべての穴をコーキングで補修し、雨漏りを解消していきます。

以下から工事の様子をご紹介いたします！

現場は日本瓦の土葺き屋根です

雨漏りが起きていた現場の屋根は、日本瓦の土葺き屋根でした。
土葺き屋根とは、瓦を葺き土と呼ばれるもので固定する工法で、昔ながらの伝統的な工法です。

土葺き屋根や瓦について知りたい方は下記のブログをご覧ください👇
土葺き瓦屋根を葺き替えで地震・台風に強く！おすすめ屋根材は？
粘土瓦・コンクリート瓦・セメント瓦、瓦の種類・見分け方とメンテナンス方
4つのチェックポイントで瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう
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屋根を調査すると、冠瓦の天端（天端の解説は後ほどしていきます💡）に穴があいており、むき出しの状態でした。
この穴から雨水がはいってしまうと雨漏りの原因となります。

💡冠瓦（かんむりかわら）とは・・・・屋根の棟部分の一番上にある瓦のことを指します。
写真のように、筒を半分に切った半月型のような瓦です！
　

冠瓦は針金を使って固定します。その際、瓦に穴を開けて針金を通すため、固定後はコーキングで穴を塞ぎます。
しかし、こちらの現場はコーキングで穴が塞がっていない箇所や、そもそも針金が通っておらず穴だけあいている瓦もありました。

瓦の下は土（土葺き屋根は防水シートなどはありません）なので、この穴から雨水が屋根内部へ浸入してしまう状況でした。

天端とは

💡「天端（てんば）」とは？

建築や土木の分野でよく使われる言葉で、構造物や材料の最も上部の水平な部分を指します。

木材や石材などの材料に対しても使われるほか、建築物の基礎などにも使われるワードです。
たとえ部材が水平に置かれていても、その上面が天端と呼ばれます。

瓦の穴をコーキングで埋めます

大棟・隅棟、すべての冠瓦に針金を通す穴があいています。
穴ひとつひとつにコーキング（シーリングとも言います）をしっかりと充填していきます。

大棟・隅棟とは？

💡大棟（おおむね）とは？

屋根の最も高い位置にあり、地面と平行に施工される棟のことを指します。

棟にはさまざまな種類がありますが、実際の使われ方としては「棟」と「大棟」がほぼ同じ意味で用いられることが多いです。

💡隅棟（すみむね）とは？

大棟から斜め下の軒先方向へ向かって伸びている棟のことを指します。

「降棟（くだりむね）」と呼ばれることもあり、ほとんど同じ意味で使われます。

コーキングの充填完了です

コーキングを充填して、針金が通っている天端の穴を塞ぎました。
大棟と隅棟すべての固定穴を、コーキングでしっかり固定しました。

雨漏りの心配は解消されました！✨

まとめ

🔍芦屋市の土葺き屋根で雨漏り発生！
　調査の結果、 冠瓦の天端にある針金の固定穴がむき出しの状態と判明

🛠 修理内容
✅ 大棟・隅棟すべての冠瓦の穴を コーキングでしっかり補修
✅ 針金が通っていない瓦も確認し、適切に対処

🔧結果
☔ 雨漏りの心配が解消され、屋根の防水性が向上！

屋根のメンテナンスを検討している方は、ぜひ参考にしてください！

土葺き屋根は伝統的で趣のある工法ですが、1923年の関東大震災や、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけで施工される事が少なくなってきた工法です。
ということは、土葺き工法で建てられた屋根は30年前後は経過しているといえます。
30年経過していると経年劣化が心配ですので、土葺き屋根のお家の方はぜひ一度、点検をおすすめします！