塩害について

海から吹いてくる海風や潮風には、かなりの塩分が含まれています。
この塩分は金属の酸化を促進させ、錆を発生させる可能性があります。
一般的な塩害地域である海岸から2000m以内に建つ住宅も多く存在し、
海風とは無縁の山中でも塩害が起こることがあります。

塩害は海上の塩分を含んだ大気が運ばれてくることによって引き起こされる現象であり、
海の近くに住む方は特に注意が必要です。

海から飛んでくる塩分は海岸から600mが非常に多くなり、
内陸まで達することもあります。

塩害による被害は、塩分による金属の腐食やサビなどが主な要因となります。

また、海沿いにある日本瓦の屋根は、強風や塩害などの影響を受けやすいため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。
瓦が浮いたり外れかかっている場合や欠けている場合は、瓦の並べ直しや交換が必要です。
瓦が割れている場合や異常が複合的に見られる場合は、

被災の可能性が高いため、適切な修繕が必要です。

日本瓦を一枚修繕する際には、まず瓦がどのようにズレたのかを確認する必要があります。瓦は1枚1枚が重く、1枚でもズレると全体のバランスが崩れる可能性があるため、ズレた瓦を修繕することは非常に重要です。

修繕方法としては、最初に瓦を固定している釘を外し、ズレた瓦を元の位置に戻します。この際、周囲の瓦とのバランスを考慮しながら、正確に配置することが大切です。瓦を元の位置に戻す際には、周りの瓦との整合性を保ちつつ、慎重に作業を進めます。そして、新しい釘を使用して瓦をしっかりと固定します。

修繕が完了した後には、周囲の瓦とのバランスが取れているかを再度確認し、必要に応じて微調整を行います。修繕が終わった後も、定期的なメンテナンスを行うことで瓦屋根の耐用年数を延ばすことができます。

既存の日本瓦です。
穴があいている写真です。

こちらも先ほどと同じように修繕していきます。

新しい瓦に変更して雨漏れの心配がなくなりました✨

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