こんにちは！街の屋根やさん明石・神戸店です。

明石市魚住町にてカーポートと１階玄関前の波板が雹で穴が空いてしまったとお問い合わせいただきました。
さらには１階天井から漏水が発生しているとのことで、現場調査へ伺いました。

調査の結果、雹でカーポートと玄関前の波板はボロボロの状態になってしまっておりました。
また、２階ベランダの排水状態が悪くプールのような状態になってしまっておりました。

以下から現場調査結果をご報告いたします。

カーポートの波板は雹でボロボロの状態に・・・

早速、ご相談のあったカーポートを調査いたしました。

こちらは雹被害が甚大で、数えきれないほどの穴が空いてしまっていました。
元々、経年劣化で脆くなってしまっていたところに雹が降り、被害が増大してしまったものと思われます。

波板の耐久年数は、
・塩ビ製：約5～10年
・ポリカーボネート製： 約10～20年
・ FRP（繊維強化プラスチック）製波板：約7～15年
・ガルバニウム製：約15～20年
と、一般的に考えられており、素材によって異なります。

屋外にあり、常に雨風や紫外線にさらされているため、どうしてもダメージを受けやすい設備です。
また、耐久年数が近づくと衝撃（今回の雹など）によって破損しやすくなってしまいます。
そのため耐久年数を大幅に超えてしまう前に新しいものへ交換されることをおすすめします。

カーポートや玄関上庇などを設置することにより、雨に濡れることなく室内へ入ることができ大変便利な設備です。
しかしここまで穴だらけの状態ではその役割が果たされません。雹被害の威力を物語っています。

カーポートは全体的に損傷がひどいため、波板を全て新しいものへ交換する工事をご提案しました。

玄関庇の波板も穴や剥がれがありました。

こちらは玄関前に設置されている庇です。

こちらの波板も雹害で穴が空き、一部が剥がれ欠けてしまっている状況でした。
カーポートより穴あきは少ないですが、剥がれや全体的な経年劣化がみられるため、こちらも全体を新しいものへの交換されることをおすすめいたしました。

最後に２階ベランダの調査です

続いて１階天井の漏水の調査を行いました。
1階天井の上は屋根に面して無く、ベランダがありました。
また、息子さんの部屋にあり、何年も見ていないとの事で調査させていただきました。

２階のベランダを拝見すると、水はけが悪く雨水でプールのような状態になってしまっていました。
写真は水を抜いた後の状態です。
排水状態が悪いため、汚れが蓄積してしまっています。
現状化粧モルタルの状態で防水改修工事は一度も行われておらず、一見してベランダ防水層からの漏水・雨漏れと予想できる状態です。

排水溝が葉っぱやビニール、泥などで塞がれたり、排水機能が落ちると、今回の様にプール状になり、最悪の場合は窓から室内に雨水が入り込んできます。（オーバーフロー）
こうなるとこの部屋だけでなく階下のお部屋にも雨水が滝のように落ちてきます。（実際にその状態を見たことがあります）

ですので、この状態で調査に入ったのはお施主様にとっては非常に運が良かったと言えます。

また、排水機能が落ちていなくても昨今の激しい雨に排水能力が追い付かずプール状になる事もあります。

ベランダは、雨風や紫外線、そして温度差などの影響を日々受け続けている場所と言えます。
そのため、床に施された防水シートや防水塗装は次第に劣化していってしまいます。
その結果、床面にひび割れや破れ・剥がれといったトラブルが生じ、最終的には雨漏りにつながってしまう場合もあります。
また、枯葉や砂ぼこり、ゴミなどが入りやすい場所です。
それらが排水口に詰まってふさがれてしまうと、水がうまく流れなくなってしまいます。


２階のベランダはこのような状態なので、防水改修工事のご提案をいたしました。

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