
2025.08.27
こんにちは、「街の屋根やさん明石・神戸店」です。ブログをご覧頂きありがとうございます🌸今回は屋根材の重量、重さから耐震性に関する内容のブログになります。お客様からのご相談の中で、「日本瓦の屋根のお家で年数も経っているので大地震が起きた時が心配。」とのご相談があり、葺き替えを希望さ…

「外壁の傷みが気になっているんだけど、屋根材もボロボロと劣化してきているようで心配なんです…」
お客様からは当初、外壁のメンテナンスとあわせて屋根の状態について、弊社(街の屋根やさん明石・神戸店)へご相談いただきました。
現地に伺い、屋根の点検を進めていくと、予想以上に深刻な劣化状況が判明しました。
屋根材が端から捲れあがり、ボロボロと剥がれ落ちてしまっている状態。
この状態は、かつてノンアスベスト屋根材として普及した「パミール」というスレート屋根に特有の「層間剝離(そうかんはくり)」という重度の劣化症状でした。
このまま放置すれば、ひび割れや剥がれから雨水が屋根内部に浸入し、雨漏りや建物の構造材を腐食させるリスクが非常に高まります。
この緊急性の高い状態を受け、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を上から被せる「カバー工法」をご提案し工事を行いました。
新しく使用するのは、軽量で耐久性に優れた「カレッセS遮熱」です!
今回の施工事例では、お客様の不安を解消し、お家を雨漏りから守るために私たちが行った、プロの屋根カバー工法の全貌をご紹介します。
深刻な劣化症状を呈していた屋根材が、私たち専門家の手による屋根カバー工法によって、機能性と美観を取り戻すまでの工程を詳細にお伝えします。
特に、「パミール」という屋根材の層間剝離でお悩みの方は、この記事を最後まで読んでいただければ、適切な対処法と私たちが選んだ最適な屋根材がご理解いただけます。
「半年待ってもここで工事して良かった」「途中の変更にも誠実に対応してくれた」
というお客様からの声もいただいております。
外装工事は街の屋根やさん明石・神戸店にお任せください!
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お客様から「スレート屋根」と伺っていましたが、実際に屋根を調査してみると、その状態は一般的なスレート屋根の劣化とは一線を画していました。
屋根材が端から残らず捲れあがって、ボロボロと剥がれてしまっているのが確認できました。
ところどころ、屋根材の欠けや崩れも目立ちます。
屋根材に触れると簡単にボロボロと崩れてしまうため、これ以上崩さないよう、屋根には上らず慎重に調査をしました。
この深刻な症状は、パミールに特有の層間剝離という劣化症状でした。
パミールはアスベストを含まないノンアスベストのスレート屋根材として普及しましたが、築15年〜20年頃から、この「層間剝離」という症状が多発するようになります。
これは、屋根材が層状にパリパリと剥がれてしまう現象です。
お客様の大切なお家を守るため、私たちは早急な対応が必要だと判断し、「屋根カバー工法」をご提案いたしました。
【カバー工法を選んだ理由】
撤去費用・処分費用の削減: 既存の屋根材を撤去・処分する必要がないため、コストと工期を大幅に抑えることができます。
工期短縮: 撤去作業がない分、工事が早く終わります。
二重屋根による断熱・遮音効果の向上: 既存の屋根の上に新しい屋根を被せることで、断熱性・遮音性が向上し、お家での暮らしがより快適になります。
新しく葺く屋根材には、軽量で耐久性・遮熱性に優れた「カレッセS遮熱」をご提案。
お客様に劣化の状況と今後のリスク、そしてカバー工法のメリットを丁寧にご説明し、ご納得いただけたため、工事を進めることになりました。
ここからは、実際の工事の様子をご紹介します。
まず、既存のパミール屋根の上に、ルーフィング(防水シート)を隙間なく敷き詰めていきます。
このルーフィング(防水シート)が、万が一新しい屋根材の下に水が浸入した際も、雨漏りを防ぐ最後の砦となります。
現場では、このルーフィングを軒先(屋根の先端)から棟(屋根の頂点)に向かって、必ず下から上へ重ねることが非常に重要です。
水は上から下に流れるため、重ねしろをしっかりと確保し、水を軒先へ確実に導けるように施工します。
ここを疎かにすると、水の流れが逆流して雨漏りの原因になりかねません。
私たちの経験と技術で、隙間なく、そして水が確実に流れるよう細心の注意を払って貼り付けました。
屋根の勾配が変わる部分や、屋根が入り組んだ「谷」と呼ばれる箇所は、特に雨水が集まりやすく、雨漏りしやすい弱点となります。
この谷板金との継手(ジョイント)部分には、水が浸入するリスクを極限まで下げるため、シーリング材を丁寧に充填しました。
シーリング材は、水の浸入を防ぐだけでなく、異なる素材同士の動きに追従してひび割れを防ぐ役割もあります。
私たち専門家は、単に埋めるだけでなく、耐久性と防水性を最大限に高めるために、目地の状態に合わせて最適な材料と量を見極めて施工しています。
いよいよ新しい屋根材、「カレッセS遮熱」を少しずつ重ねながら確実に設置していきます。
この「カレッセS遮熱」は、発売30年の実績を持つ軽量な金属屋根材です。
耐候性に優れたガルバリウム鋼板をベースとし、従来の屋根材に比べ非常に軽いため、お家の負担を軽減し、地震時の揺れにも強いのが特長です。
最大の特徴は「トリプルヒートブロック構造」による高い遮熱性能で、屋根の温度上昇を抑え、冷房効率を向上させます。
さらに、独自の「ハイドロブロックシステム」で高い防水性を実現し、カバー工法対応のため、短工期で高性能な屋根リフォームが可能な優秀な屋根材なんです!
今回のお客様邸は「Sいぶし」というカラーを採用されています!
ボロボロ状態のパミールから、新しい屋根材を一枚一枚設置していくたびに、お家の屋根が生まれ変わっていく様子に、ワクワクしますね✨
屋根の四隅で斜めに交わる部分を隅棟(すみむね)と呼びます。
ここは雨水や風の通り道になりやすい箇所であるため、防水処理が非常に重要です。
ここでは、次の工程で取り付ける棟板金(屋根の頂上を覆う金属のカバー)の下地となる棟用シーラー(スポンジ状の防水下地材)を設置しました。
このシーラーは「防水シーラー」とも呼ばれ、棟板金と屋根材のわずかな隙間からの雨水の浸入を物理的に防ぐ役割があります。
私たちは、屋根材の波の形(山部)に沿って、シーラーを隙間なく、そしてしっかりと圧着させていきます。
この防水シーラーが土台となるため、ここに少しでもズレや浮きがあると、その後の棟板金の固定強度や防水性に大きく影響してしまいます。
雨漏りを絶対に起こさないという私たちのプロ意識のもと、このひと手間が、雨風からお家を長期間守る、大きな防止線となります。
前の工程で設置した棟用シーラーに沿って、垂木(たるき)と呼ばれる木材でできた棒状の下地を固定していきます。
この垂木こそが、仕上げとなる棟板金を強固に支え、強風等で飛ばされないようにするための土台です。
垂木をカレッセ一段一段に棟専用の釘で釘打ちして固定していきます。
この下地の固定強度こそが、屋根全体の耐久性を左右します。
下地の固定が完了したら、いよいよ屋根の頂上を覆う棟板金を被せて、美しく仕上げます。
板金は、長年の雨風に耐えるため、特に棟板金同士の合わせ目や、屋根材との取り合い部に、水が浸入しないよう細心の注意が必要です。
そのため、最後に高耐久のシーリング材を丁寧に充填し、水の浸入経路を完全にシャットアウトします。
今回の施工事例では、「外壁のついでに屋根も心配」というお客様のご相談から、ノンアスベストスレート「パミール」特有の深刻な層間剝離が判明し、屋根カバー工法で問題を解決した事例をご紹介しました。
ボロボロと剥がれていた屋根も、軽量で遮熱性の高い「カレッセS遮熱」を被せることで、美観と機能性が劇的に向上しました。
私たち職人一同、お客様のお家が今後何十年も安心して暮らせるようにという想いを込めて、防水処理や固定作業の一つ一つを丁寧に行わせていただきました。
「もしかしてうちの屋根もパミールかも…」
「屋根が剥がれてきている気がする…」
とご不安に感じている方は、ぜひ一度、私たち屋根専門家にご相談ください。
早めの点検と適切な処置が、大切なお家を長く守る一番の秘訣です!
現地調査とお見積もりは無料ですので、どうぞお気軽にお問合せくださいね📤☎
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